Mgワイヤー法による球状化処理

コアードワイヤーを溶湯深部に投入することにより、安定的にかつ高歩留まりに成分添加する技術です。

Mgワイヤー法は、安定的にダクタイル鋳鉄を製造する溶湯処理方法です。
コアードワイヤーを簡便な専用供給装置(ワイヤーフィーダー)で溶湯深部に投入することにより、安定的にかつ高歩留まりに成分添加できます。また、溶湯量の変動への対応、目標品質のコントロール、設備の自動化等、フレキシビリティの大きなシステムです。

概要図

設置方法

SVタイプ(スタティックタイプ)
SHタイプ(スタティックタイプ)

スタティックタイプのメリット

  • ワイヤーコイルの設置が容易。
  • 接続することで連続使用可能。
  • ワイヤー残量が発生しない。
SVタイプとSHタイプ

メリット

品質

鋳物品質の安定化。トレーサビリティが取れる。

コスト

添加量低減・自動化によるコストダウン。

環境

局所集塵による環境改善

置き注ぎ法による添加
置き注ぎ法との違い
Mgワイヤー法による添加

Mgワイヤー溶湯処理工程比較

Mgワイヤー溶湯処理工程比較

導入のご提案

コアードワイヤーメーカーだからこそ、
そのコアードワイヤーを使用するために最適な設備をご提案できます。

ワイヤー送線装置(ワイヤーフィーダー)やMgワイヤー法に適した処理鍋、それに関わる付帯装置の設計・製造まで手がけており、お客様のご要望をお伺いし、お客様の操業に最適な「材料」から「設備」までご提案させていただきます。また、デモンストレーション用のMgワイヤー処理装置を常時保有しており、実際の処理の様子をご覧いただけます。

ヒアリング

製品品質・工場レイアウト・必要となる処理スピードなどから、各条件設定を行います。

工程の決定

設定された条件に適した工程を決定し、タイムスケジュールの設定を行います。

材料

  • 仕様選定

    最適なワイヤー仕様を選定

  • 溶解・サイジング

    充填剤をユーザーごとに製造

  • 分析(成分・粒度)

    成分・粒度の品質管理

  • ワイヤー成形

    線径・鉄皮厚をユーザーごとに製造

  • 検査・包装・出荷

    最終検査・防錆梱包

設備

  • 装置レイアウト選定

    最適な装置レイアウトの選定

  • 仕様選定

    最適な装置仕様の選定

  • 装置設計・製作

    装置をユーザーごとに設計製作

  • 検査

    稼働テストを含めた出荷前検査

  • 据付・試運転立合い

    設置・技術のバックアップ体制が充実

導入

アフターサービス

高品質な鋳物

Mgワイヤー処理デモ機の貸し出し、見学が出来ます。
実際の添加状況をご確認いただけます。

Mgワイヤー処理デモ機

お問い合わせ

お電話(FAX)またはお問い合わせフォームより受け付けております。
何でもお気軽にご相談ください。

特殊アロイ営業課

TEL. 088-834-4807

FAX. 088-831-1112

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